AARは、困難な状況にある障がい者や貧困世帯へ、食糧やコロナ感染予防の衛生用品などの配付を行います。
いつもAAR Japan[難民を助ける会]の活動に温かいご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
報道等を通じて多くの方々がご存じのとおり、ミャンマーで暮らす人々の生活は大きく変わりました。この度、命を落とされた方々、怪我をされた方々に心からお見舞いと哀悼の意を表します。
当会は、ミャンマーで2000年に活動を開始し、今はヤンゴンとカレン州パアン2つの事務所をベースに活動しています。ヤンゴン・パアン両事務所で勤務する日本人駐在員3名は、新型コロナウイルス感染症の影響で昨春より全員日本に一時退避中です。現在も、現地職員と毎日連絡を取りながら、安全を最優先に活動を続けています。
また、現地職員43名だけでなく、受益者の安全も確認しております。3月に入ってからも、最新の治安情報を収集しながら、ヤンゴン事務所では障がい者のための職業訓練校の卒業生や「子どもの未来(あした)プログラム」を通じて支援している障がい児の、パアン事務所では自助団体のメンバーをはじめとした障がいのある方々の安否確認を続けています。また、こういった状況下でも、可能な限りの事業運営を行えるよう、在宅勤務を中心とした体制で進めております。
昨年から続く新型コロナ感染症の拡大に加えて、2月以降急激に変化した情勢により収入が絶たれた国民も少なくありません。とりわけ、社会的に弱い立場に置かれがちな障がい者の生活は、厳しさを増しています。
当会では、2020年より、ミャンマーにおけるコロナ禍の下での緊急支援として、障がい児・者、そしてその家族に対して食糧や衛生品の配付を行ってきましたが、その必要性はさらに大きくなりました。今後も、職員の安全を確保しながら、物資の配付をはじめ、ミャンマーで弱い立場に置かれている方々、お困りの方々が必要としている支援活動を継続していきます。
皆様の温かいご理解に、重ねて御礼申し上げます。これからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(2021年3月19日)
地雷が埋められた危険な土地(バスケットボールコート1面分)が、安全な土地に生まれ変わります。
地雷が埋められた危険な土地(バスケットボールコート1面分)が、安全な土地に生まれ変わります。